子育てtips
【Kana’s Diary】泣いても、笑っても、ハロウィン
ハロウィンの衣装って、考えるだけでもワクワクしますよね。
「どんなコスチュームにしようかな?」
親子で相談しながら選ぶ時間も、イベントの楽しみのひとつ。お店で見つけた魔女の帽子に「これがいい!」と目を輝かせたり、試着して鏡の前でポーズをとったり。準備の段階から、もう小さな冒険のはじまりです。
そしていよいよファッションショー本番。
2歳くらいの子どもたちは、泣いちゃったり、立ち尽くして動けなかったり。
でも、それすらもたまらなく可愛い。「着せられてる感」が全開で、目に焼きつくような瞬間です。ママたちのカメラロールには、泣き顔も固まった顔も、全部“愛しい記録”として残っていきます。
4歳、5歳になると、衣装はただ着るだけのものではなくなっていきます。「こう見せたい」「こうなりきりたい」と、自分の中の物語を持ちはじめる時期。ファッションショーのステージで堂々とポーズを決める子もいれば、気分が乗らずに涙を浮かべる子も。せっかくの衣装なのに、「このパーツ、動きにくいからいらない!」と直前に外してしまうこともあります。
そんな姿に、親としてはちょっと惜しい気持ちにもなるけれど…それも“自分の気持ちを表現できるようになった成長の証”なんですよね。
親としてはつい、「完璧な笑顔で」「完璧な衣装で」写真を残したくなるけれど、泣いて歩けなかった写真も、じっと立っているだけの動画も、10年後にはきっとかけがえのない愛しい思い出になっています。
「今日は歩けなかったね」でもいい。
「帽子は嫌だったんだね」でもいい。
その時の“その子らしさ”を受け止めて、笑ってハグできるママでありたいですよね。
衣装を着て、ステージの光を浴びたあの小さな背中に、今年もまた大きな拍手を送りましょう。